meishi2 ビルドログ

買ったもの

meishi2 キット | 遊舎工房

初めての製作なのでスイッチ、キャップもついているキットを購入。

道具は基本、サリチル酸さんの書いてくれてるやつをヨドバシで買った。

salicylic-acid3.hatenablog.com

meishi2を作るだけならここまでのはいらないんだけど、このあとにlily58を作ることも決まっていたので、一式必要そうなのをちゃんと買っておいた。

  • はんだ goot SD-60
  • はんだ吸い取り線 goot CP-3015
  • コテ先 白光 T18-C2
  • コテ台 白光 633-01
  • はんだごて 白光 600-02
  • リードベンダー サンハヤト RB-5
  • エポキシ系接着剤 これだけは100均で購入

以下はすでにあったものを流用。

  • ニッパー
  • ピンセット
  • マスキングテープ

ビルド

biacco42.hatenablog.com

  1. ProMicroのもげ対策をやったら接着剤を流し込みすぎてソケットが潰れた
  2. それが原因かわからないけど、ProMicroが反応しなくなった……
  3. 追加で遊舎工房で買ってもよかったけど予備も欲しくなったのでAliExpressでProMicroを購入
    1. 5Vと3.3Vのどちらを買えば良いのかしばらく迷ったけど、USBの給電が5Vなので5V版が正しいと判断してそちらを購入
  4. 到着まで1ヶ月くらい待ち
  5. 待ちの間で基盤へのはんだ付け。ここは特に難しさはなく
  6. ちょっとだけ忙しい感じになったので届いてもしばらく触れず
  7. 時間ができたので再開。qmkの書き込みも正常に終了
  8. 動いた!!!
  9. キーマップの書き換えも成功した
  10. マクロなどを一通り試せた

ビルドガイドがとてもわかりやすく、つまるところもなくて楽しく作れて最高だった。はんだ付けするの中学校の技術の授業以来だけど、授業でmeishi2作るのかなり良さそう。ハードウェアとソフトウェアをどちらもつまみ食いできて良いよね。

死に山 を読んだ

死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

どこでこの本を知ったのか覚えてないけど、面白いという評判はよく聞いていたが、実際、すごく面白かった。

遭難したトレッカー、救助隊、現代で謎を追いかける筆者の3つのシーンがテンポ良く切り替わるし、写真もたくさん載せてくれているので飽きることなく、非常に読みやすかった。ルポタージュは久しぶりに読んだけどやっぱいいわ。

雪崩、突風、獣の襲撃などの自然災害、痴情のもつれ、脱獄囚の襲撃、宇宙人の襲来みたいないろんな仮説を、ひとつずつ否定していって、最後に何も残らなくなるんだけど、そこから自分なりの答えをひねり出していて、執念のなせるわざだなと思った。

過去の出来事の真実を探り寄せるのは基本的に不可能なんだけど、筆者の描いた物語の説得力が一番大切という点ではフィクションと違いはないのだな。むしろ、ルポタージュは、追跡される対象の物語と、追跡する筆者の物語の両方を追体験できるから、物語の受け取りという点では、二度楽しめるのかもしれない。だからルポタージュが好きなのかも。

キング・オブ・コメディ を観た

ジョーカーの予習として観てみたが、非常に怖い映画だった。全然笑えない。

半分くらいがルパートの妄想でできていて、現実のシーンもディスコミュニーケーションなルパートを見せられて居心地悪さ満載で救いがない。ラストももちろん妄想。自宅のシーンもみんな妄想で、じゃあ、実際のルパートの家はどんな感じなのだろう。そういえばルパートがどこかのオフィスから電話を借りてジェリーの事務所に電話するシーン。あれは、何をしていたのだろう、仕事だったのかな。なんの仕事だろう?

ルパートについては何もわからないんだけど、ひとつわかるのは、自分もルパートになるかもしれなくて、もしかしたら、すでにルパートになっているのかもしれないということ。観た後の居心地の悪い感じは残穢に似ているかもしれない。

ロバートデニーロすごい。すごく怖くてすごい。

Amazonのレビュー見ると、ラストシーンを映画内のリアルと認識している感想があったりして薄ら寒いものがある。

世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書 を読んだ

世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書

世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書

会社に転がっていたので読んでみたら、煽り気味のタイトル、帯と裏腹に、モンテッソーリ、シュタイナーみたいな、一般的と言われているものとは違うプログレッシブな教育手法について網羅的に知れるいい本だった。さらに日本で実践しているところの取材もしてくれているので、もし本当にこういうところに入れるとしたらのいい参考になりそう。

この本で紹介しているのは以下のメソドロジー

モンテッソーリとシュタイナーは有名だから知っていて、前者についてはクーヨンとかがよく特集しててざっと本を読んだことはあるけど、それ以外のものは全然知らなかった。

特に引かれたのはサドベリー教育。

幼児を育てていて思うのは、本当は人は何をしても何をしなくてもいいはずで、時間に追われたり社会の中で何かの役割を与えられたりするのは本当は不自然なことな気がしていて、自分の判断として社会に入っていくのはいいんだけど、強制されてやるものじゃないと思っている。だから、サドベリースクールみたいな、徹底的に自分で選ぶというのを経たうえでの社会参加というのがあるべき姿じゃないかと思ってて、それができる、補助できるのがサドベリー教育なのかなと思った。

でも、いわゆる引きこもりと違うのかというのは、自分の判断で集団の近いところで過ごす時間のあるなしが違うのかなと思う。自分一人だと発展を持つのが難しいから。

シュタイナー教育については、わからなさをしっかり感じさせてくれて面白かった。わからないということを前提としてくれている。

いずれの教育法においても、

  • 子どもを一人の個人として尊重すること
  • 子どもを育てると思い上がらずに、子ども自身の育つ力を信じて助けることを基本とすること

というところは共通していると感じた。子どものうちくらいは、なるべくやりたいことをやりたいようにやらせてやれるような育て方をしていきたいなと思う。

以下、メモ。

  • モンテッソーリ教育
    • 発達の4段階(6年ペースで移行していく)
      • 幼児期
        • 身体も心も人生で最も大きく成長する時期
      • 児童期
        • 道徳心やモラルが生まれてくる時期
      • 思春期
        • 幼児期に次いで、心と体が大きく生まれ変わる時期
      • 青年期
        • 自分の好きな分野得意な分野で社会に貢献することができるようになる
    • 言語の敏感期、秩序の敏感期、運動の敏感期、感覚の敏感期、数の敏感期、文化の敏感期
    • 教えるのではなく環境を整える
  • シュタイナー教育
    • 肉体、エーテル体、アストラル体、自我
    • 知識が1番重要なのではありません。私たちが人智学から身に付けるべきなのは、魂の気分、魂の奥底に存在する人生の基本感情なのです
    • 真の自由な人間を育てるのがシュタイナー教育
    • 自分の外側にある権威や価値を前提にした価値観の脆弱さ
      • 自分以外の何かに寄り掛からないと価値が証明できない人生は本当の自由な人生ではない
    • 自分の魂の気分を感じ取る力
    • われわれは自らを理念に対置させなければならない。そうでないと自分の理念の奴隷にしてしまう
    • シュタイナー教育のわからなさを感じさせてくれる
  • レッジョ・エミリア
    • 冗談じゃない、100のものはここにある
  • ドルトン・プラン教育
  • サドベリー
    • 「自分と向き合うこと」
      • 期待しないこと、コントロールしないこと、ひとのせいにしないこと
    • 自分で自分に価値をつけられる
    • 人間とは生まれつき好奇心を持つものであるという前提に立ち、子供に学びを強制しない
  • フレネ
    • 頭でっかちより、かっこいい頭と何でもできる器用な手を
    • 正解よりも模索する姿勢を示す
  • イエナプラン教育
    • 多様な人々がお互いを尊重し合いながら暮らせる民主的な社会を維持発展させていくための理想の学校を目指していこう

カメラを止めるな を観た

愉快なコメディー映画。

前半はかったるい感じだったので、10秒スキップをたくさんしながら見てて、後半はグルーヴ感がでてきて、愉快なコメディーとして楽しめた。 2018年の最高傑作は言い過ぎだけど、つまらないと言う事は全然ない、楽しい映画。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 を読んだ

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

ターゲットがよくわからない。導入部分の漫画いらないし、途中の対談も弊社すごいみたいな話ばっかで冗長。実際にどうやっているかと言う方法論の部分が少ない。とはいえ、少ないなりに読み取れたので、少しは役に立った。載っているテンプレートとか、ロールプレイによる1on1の改善とかは良かった。

世界で一番やさしい会議の教科書 を読んだ

世界で一番やさしい会議の教科書

世界で一番やさしい会議の教科書

導入が物語調でそんなに面白くもなくて舐めてたんだけど、MECEとかロジックツリーみたいなフレームワークはこだわらなくていい、使わなくてもいい、と言ってくれていて、そこらへんから面白くなった。とても実践的な本。とにかくやることが大事、実践できるほんの小さなことだけをポイントとして書いてくれているので実践しやすい。

スクライブのやり方とか具体的に書いていて非常に参考になった。