雇用継続給付については、毎年8月1日に変更されるようなのでこの情報は2016年8月1日時点での正しさしかない。年が違うならよく注意すること。
また労務士や社会保険事務所に確認したわけじゃないので間違えているかもしれない。そしたら誰かおしえて。
tl;dr
自分の月額賃金をいれると給付金としていくら貰えるのか、働いた場合に何時間まで働くのが所得効率が最大化するのかを計算するスプレッドシートを作ったので各自やっていってください。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/14BoqQO7SLiMUIMCSWz_VtU-VVJ9fBWZWYtV_QfhpGG4/edit?usp=sharing
背景
育児休業をとろうと思っているので育児休業給付金は欲しいが、会社の状況として完全な休暇にできるかが不明。でも、給付金が減額されるくらい働いて無駄働きになるのはすごくいやだ。
なので、何時間までだったら無駄にならずに働くことができるのかを計算してみた。
参考
https://www.hellowork.go.jp/dbps_data/material/localhost/doc/ikuji_kyufu.pdf
「賃金日額」は、事業主の提出する「休業開始時賃金月額証明書(票)」によって、原則育児休業開始前6か月の賃金を180で除した額です。これに上記(1)の支給日数の30日を乗じることによって算定した「賃金月額」が424,500円を超える場合は、「賃金月額」は、424,500円となります。(これに伴い1支給対象期間(1か月)あたりの育児休業給付金の支給額(原則、休業開始時賃金日額×支給日数の67%(50%))の上限額は284,415円(212,250円))
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_continue.html
解説
ここでいう賃金とは額面での金額のはず。
例えば賃金が50万円とした場合、
- 育児休業開始前6か月の平均月額賃金: 50万円
- 賃金日額(育児休業開始前6か月の賃金を180で除した額): 50 * 6 / 180 => 1.67万円
- 賃金月額: Min((1.67 * 30)万円, 424,500) => 424,500円
なので、育児休業給付金の支給額(原則、休業開始時賃金日額×支給日数の67%(50%))は
- 上限額の284,415円(212,250円)
になる
育児休業中に働くとどうなるか/どれだけ働けるか
育児休業給付金の支給額は「賃金日額×支給日数(上記(1)又は(2))」の80%を超えるまで支給される。
なので、上記のケースでは、
賃金日額×支給日数: 1.67 * 30 = 50万円
になり、これの80%である40万円(50万円 * 0.8)までは会社から給料を得ていいことになって、40万円 - 284,415円 => 115,585円分は働くと所得効率が最大化する。
この金額を通常の賃金の50万円と比較すると0.23117となり、37時間までならタダ働きにならずに働くことができる。
効率よく働いていきたい。