金刀比羅宮 書院の美 - 応挙・若冲・岸岱 -

東京藝術大学大学美術館

虎の間 円山応挙

猫をみて描いたからからだのバランスが猫っぽい。それがかわいらしい。

柳の間 岸岱

涼しげな空間。鷺が自由に舞っていて、外にいるみたい。

上段の間 花丸図 伊藤若冲

部屋を花で満たしたいという発想がすごい。変なひとだったんだろうなあ。

富士一の間 邨田丹陵

線を描いたくらいのうっすらとした富士。描かないという大胆さ。

絵馬 馬図 月岡芳年

動き出しそう。ダイナミック。

こんぴら狗

寺社仏閣に誰かの代わりに参ることを代参といい、金比羅参りでも代参はあったらしい。さらに、金比羅参りに行けない飼い主の代わりに、犬が行くことがあり、そんな犬をこんぴら狗と呼んだ。お賽銭、お札代、道中の食事代を首から下げて、旅人に連れていってもらって、東方と讃岐を往復したらしい。かわいい。とおいおつかい。
犬との旅かぁ、いいなあ。