この記事はキーボード #2 Advent Calendar 2019の1日目の記事です。空いてたので登録してみました。
練習としてmeishi2は作っていたけど、フルサイズのキーボードを組み立てるのはLily58が初めて。 Lily58は親指周りのキーの数がちょうどよさそうだし、なにより見た目がかわいいよね。
ErgoDox系の親指キー多いのは使いこなせなそうだったし、トラックパッドと干渉しそうだったのであかんなと。
買ったもの
以下は全部、遊舎工房。イオンカードのおかげでかなり安く買えた。感謝。
- ProMicro
- スプリングピンヘッダも欲しかったしそもそも遊舎工房の値段もとても良心的
- OLEDモジュール - ピンソケット付き
- TRRSケーブル 1m
- キースイッチ
- 昔はCherry黒軸が好きだったんだけどここ何年かはMacbookのキーボードしか使ってなかったので何買っていいかわからない
- なので、
- Linear系で揃えつつ、いろんなのを混在させて試してみることにした
- Kailh BOX スイッチ(10個) - 赤 3
- Kailh Pro スイッチ(10個) - Burgundy 2
- Kailh BOX スイッチ(10個) - 黒 2
- Kailh BOX スイッチ(10個) - 茶 2
- キーキャップ
- ちょっと迷ったけど定番で。キーキャップが足りないということもないし
ビルド
meishi2を先行して作っていたのでこちらは比較的スムース。
いくつか注意した点があるので以下に記す。
ダイオードの足の折り曲げはリードベンダー買え
ダイオードの足の折り曲げは付属のベンダー使うより市販のリードベンダー使う方がもちろん精度高くて綺麗にできるのでオススメ。一気にやろうとしないで一つずつやれば付属のベンダーでもよかったのかもだけど、市販の方が綺麗に曲げられるので楽しい。
ProMicroのもげ対策
エポキシ接着剤で盛るという定番のやつ。meishi2の時に一度失敗したので塩梅は完全に理解した。
Pro Microのコネクタのエポキシ補強も慣れてきた。最初はつけすぎてコネクタまで垂れたりしてたんだけど。 pic.twitter.com/QZIWQeCWKL
— シラカワ ヒロユキ (@shrkwh) 2019年10月4日
ProMicroは壊れたりすることを見越してAliExpressで余分にいくつか買っておいてはある。
導通だけならテスターなくてもピンセットでできる
テスター買おうかなと思ってたんだけど、導通だけならピンセットでいい。
ダイオード、ProMicroをつけた時点で全部のキーをピンセットで短絡させて導通を確認できる。右手側のが一つ上手く動作しないのがあって、後々の付け直しが省けた。 確認はMacのデフォルトのキーボードビューアを使って確認した。
キースイッチはがっちり嵌める
キースイッチをアクリルパネルにしっかりはめ込むことに気づかなくて、最初はフラフラした、ぎりPCBに届くみたいな状態ではんだ付けしたところで気づいた。がっちり嵌めてやるんだね。
キースイッチのハンダもしっかり富士山にする
キースイッチのハンダはしっかり多めに入れないと接触が悪い。穴が大きいのでたくさん流れるけど、ハンダの基本の富士山型になるようにしっかりハンダを流し込むこと。 全体を組み立ててから結構な回数、バックパネルを外してハンダを追加する羽目になっている。
片方作るまでで4時間くらい?週一で1時間くらい作業してるので時間はかかった。
片方作って要領がわかったので、右手側は1時間半くらいで完成。
2, 3日使った感想
- パームレストがないと辛い
- column staggeredはM, Bの打ち間違え多い
- row staggered な運指に慣れているとMとかBとかを押そうとして隣のキーを押してしまう
- Backspaceが慣れない
- Backspace押そうとして0とかダッシュを押してしまう
1週間使った感想
- パームレストなくてもいいかも
- ないと辛いと初日は思っていたけど、机が狭くなって腕をしっかりデスクに載せられなかったからかも
- これを書いてる時はデスクのスペースを空けて腕をしっかりデスクに載せて使ってるので、パームレストなくてもそんなに違和感ない
- Magic Trackpad 2との配置が難しい
- Magic Trackpad 2はもともと大きいから好きじゃなかったけど、小さいのがより欲しくなった
- Chromeでリンクを新規タブで開くためにコマンド押しながらクリックとかよくやるんだけど、配置の塩梅が難しい
- カーソルキーよく使うのでアクセスしやすいところに置きたくなる
- qmkで調整するけどdefaultレイヤーに載せてもいいかもと思っている
- それかレイヤーのホールド
- TRRSケーブルはカールしている可愛いのが欲しくなった
- Ali Expressで目星はつけてあるので注文する
キーマップについては別で記事にする。
2週間使った感想
- M, Bについては打ち間違えはかなり減った
- バックスペースもダッシュも慣れた
- ハンダの付け足しは相変わらずたまにやっている
- もうちょっと傾斜が欲しくなってきたので、Twitterでオススメされてたこれを買ってみた
光 アイテック クッション 透明 19mm 00874184-1 KKU-190
- 出版社/メーカー: 光(Hikari)
- メディア: Tools & Hardware
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傾斜のおかげでR4の数字列にアクセスしやすくなったのはいいんだけど、ゴム足がお茶碗みたいになった……
2週間使っての不具合
- OLEDモジュールがつかなくなった
- レイヤーわからんのちょっと不便
- ADJUSTレイヤーに入れなくなった
- ファームいじったからかと思ったけどdefaultに戻しても直らんかったので電気的な不具合と予測している
まとめ
初めてのキーボードをLily58 Liteにしてよかった。愛着を持って使えています。
この記事はLily58 Liteを使って書きました。