増田奏 住まいの解剖図鑑 を読んだ

家を建てることにしたので、エクスナレッジの解剖図鑑シリーズを読んでいる。

この本はパターン集という感じ。シリーズを読んでいくとだいたいシュレーダー邸や最小限住宅、休暇小屋とかが出てくるのが面白いし、吉村順三、宮脇檀、増沢洵とかの名前が出てくるのが趣味が近いのでいい。

以下、気になったところメモ。

  • リビングでのテレビとの向き合い方
    • リビングではテレビが大きいツラをしているけど、テレビが主役ではないはず、団欒する人が主役のはず
    • でかいソファをテレビに向けるとシアタールームになってしまう
    • でかいソファはテレビから90度向けるくらいがちょうどいい
  • ダイニング
    • ダイニングテーブルが要求する空間は案外大きい
    • 出入りもスムースでないと苦しくなる
  • キッチン
    • 冷蔵庫から出して、シンクで洗って、天板で切って、コンロの鍋に入れる、という一連の流れをしやすいように
    • キッチン、ダイニングでだいたい80mmくらい高さが違うというのは気づいてなかった。それによって何かを変えるのはしないと思うけど、丸テーブルもいいねと思えてくる
    • キッチン、ダイニング、リビングで目線の高さを揃えるというのは確かに面白い。だけど大変だしコストもかかる
  • 収納
    • 一時、随時、常時の区分け
      • 扉、ガラス戸、オープン
    • 吊るすという選択は僕も好き
  • 水回り
    • 洗面台と脱衣室は同じになりがちだけど、分けていいんじゃないかと最近はよく思う
  • 軒下
    • ものすごく重要。軒がない家とか信じられない
  • 動線
    • ツリーとネットの話でアレグザンダーきた。良い。
    • ネット(回遊できる)は吉村順三も作っていた回遊動線はやはり暮らしやすく思える
  • 共有と占有(プライバシー)
    • プライバシーにグラデーションを持たせたい