ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2回目

見終わった。思い返すと、序から2年も経ってるのか。
2回目だからびっくりしないで見れて改めてわかったけど、すごくシンプルな物語になっていて面白い。メリハリをつけて、勿体振らず、わかりやすく。アニメアニメすることをいとわずに。
物語を作る意味というのを正面から捉え直しているのかなーとか思ったり。

シンジ

気合いでなんとかしたりとか、ラストシーンのシンジがフリクリのたっくんに見えて仕方ない。主人公はずるいニャー。
こういう主人公補正を正面から取り組んでるのがとても素敵。

加持、ミサト、リツコ

シンジたちに助言をしたりもするけど、彼らも決して大人じゃなくて、青年なんだよね。いろいろ見えるものが増えて考えないといけないものがたくさんあるけど、大人ほど割り切れずに青臭さが捨てられない。本当に兄や姉のポジション。

マリ

大人。加持たちよりもよっぽど。
諦めることの無意味さを知ってるからひどい状況でもなんとかしようとするし、今の自分を肯定して自分がやりたいからやってると正面から言えるのも大人の態度だよね。
裏道のやり方を知ってて120%の力を出せたりするけど、200%の力は出せなくて、自分以上の力の持ち主には勝てない、奇跡を起こせないというのも本当に大人なんだなーと思う。それでも悲観もしないでやることやろうとするのも、実に大人くさいんだけど。

その他

ゲンドウがずいぶん優しくなってて安心する。言葉をかけて向き合おうとしてる。
あと、アスカが持ってるゲーム機はワンダースワン