オブジェクト倶楽部 2006 夏イベント 「ソフトウェア開発の守破離」

- 夏イベント
イベント自体もすごく楽しくて、刺激になって、勇気をわけてもらったけど、今回、ボランティアとしてお手伝いして、esmの雰囲気をちょっとだけ感じることができて、別の意味でもすごく刺激になりました。講師控え室で和田さんとちょっとお話をさせてもらったりしましたし。
違う見方でみれたというか、したことがない経験をするっていうのはやっぱり面白い。これからもいろんなことを経験していきたい。機会があれば、いろいろお手伝いしていきたいと思います。芝浦のビルはちょっと、や、だいぶ、遠いけどね。

基調講演 『エンジニアと守破離:ソフトウェアの弁証法』

緊張と、スタッフとしてバタバタしていたのと、なんとかスムーズに始まったことへの安心感で疲れがでたのとで、内容を思い出せません…。でも、話は聞いていたので、あとで資料を読めば思い出せると思います。
あ、でも、国語能力重要!というのは印象に残ってます。英語だ開発言語だいう前に国語をまともに使えないとしょうがないんですね。

前半セッション デベロッパーテスティング - ソフトウェア開発者の基礎体力

  • 健康のためのテストという話に泣けてきた
    • 十分なテストができていない今の自分は、心身コード共に不健康なんだなあ。悲しい。
  • Debug Test
    • バグがあればそれを再現するテストを書いてから修正を行う
  • Learning Test
    • 学習のためのテスト
    • 書いたコードが学習の軌跡になる
  • Assumption Test
    • 仕様変更のたびに書き直しになる
  • 量は質に転化する by 羽生さん
  • テスト工藤開発入門の写経でTDDをマスターした
  • テスト技術はスキル
    • 才能ではない
    • 努力でカバーできる
  • TDDを理解するには
    • 経験者とペアプロするのが効果的
      • したい!
      • 身近にいないからできない!
      • やらせて!
  • テストは仕様の設計
    • 設計するためには要件が必要
      • 羽生さん?
  • 和田さんの話を聴くといつも勇気をもらいます

セッション後半:E 『オブジェクト・ゲーム』 コードを使わず最速でオブジェクト指向がわかる方法

オブジェクト脳のつくり方―Java・UML・EJBをマスターするための究極の基礎講座を新卒社員の学習用に使ったらかなり好評だったので、これも期待してきましたが、かなり面白かったです。
本の内容とは別の視点から、オブジェクト指向の理解に役立ちそうです。新卒社員の学習に、さっそく実践してみます。

オブジェクト・ゲームの硬式カードはL!FEの情報カード!

パネルディスカッション『変わりゆくソフトウェア開発の中で変わらないもの』

  • プロフェッショナルとはいうこと
    • プロがモチベーションを期待するべきではない
    • モチベーションが低かろうが安定した結果を出してこそプロ
    • エンジニアリングということ
      • そういう覚悟があるから、だからこそ、モチベーションを維持できるのかも
      • 自分が実践できてなくて軽く涙が出てきた
  • それだけではない
    • 趣味性がないとイノベーションを生み出すことができない
  • どちらも大切
  • 羽生さんの中小企業診断士の話
    • 1年スパンでの合格計画
    • 1年のあいだ勉強しつづけるためには、その後のフィーのための、10年計画をたてる必要がある
      • 合格の後になにをするかが大切
      • 試験合格だけが目標ではない
      • 未来が見えるから戦える
      • 納期重要!
  • コミュニティには実体がない
    • それをなす「ひと」こそが本質
    • 関係性が重要
      • イベントやプロダクトというものもその一側面なのかな
    • 業務のプロジェクトもコミュニティのような雰囲気になるといいかも

ライトニングトークス

圧倒的に票を集めていたあまのりょ〜さんの「ソフトウェア開発と生態学」の話もたしかに面白かったですが、僕にとっては"ソフトウエア"の大森さんの話がとても面白かったというか、誠実な人柄が忍べてとても好感が持てました。
というか、別業界のひとがあんなに勉強してるのに、負ける訳にはいかないっていう、勇気をもらいました。よかった。
別業界という意味では某クルマ会社の渋川さんの話もすごく刺激を受けました。僕にはあんなすごいツール作れないよ…。悲しいけど、頑張らないと。

懇親会

プレゼント大会は、いかにして効率よくプレゼントをばらまくかということが運営側としての主題だったんですが、まさか一回目でほとんどはけるとは。やっぱり難しいんですね。
僕もちゃっかりプレゼント権がまわってきたので、Joel on Softwareを貰えました。ツイてる!
あと、驚いたのは、勉強会とかで顔を会わせるひとがどんどんesmにjoinしててビックリ!確かになー、アジャイルにできるとは限らないけど、周囲の環境として、近しい指向性のひとと仕事ができそうなのは魅力的。
今の会社も好きだけど、そういう経験もしてみたい。1年とかレンタル移籍とかできればいいなー。