沢田マンション超一級資料―世界最強のセルフビルド建築探訪 読了 - Bouldering & Com.の続きかも。
素敵なおうちを堪能できました。
文筆が本業じゃないから破綻とか鼻につくところはあるけれど、思いがこもっていていい本だった。
コルビュジェや吉村順三、前川國男なんかの最小限住宅はあこがれの目で見るしかできなかったけど、自分でも建てられてそこに住むことができるというのはとてもうらやましいし、自分でもいつかできたらいいなあ。
- 作者: 萩原修
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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最小限住宅の意味
住宅は一般的に広いことや大きいことに価値がおかれ、小さな住宅は小さいなかでどう工夫するかというマイナスからのスタートという観点でみられがちであるが、それはおそらく本質ではない。住みやすい、いい家というのは大小とは切り離して考えるべきこと。
では住みやすさとはなにか。それは身の丈に合っているかどうかがひとつの指標となるはず。
そして、最小限の住宅を考えるということは、自分の身の丈に合ったどんな暮らしをしたいかを考えるということと同義なのだ。
身の丈に合ったどんな暮らしをしたいかということを考えることなしに、本当に住みよい生活を得ることはできない。
身の丈にあった生活、自分にとっての最小限住宅を考えよう。