時をかける少女

シネセゾン渋谷で観た。客層はわりと普通のひとが多かった。
で、

見終わっての感想

細田守の空間を感じることができる演出とか、走るところとかはすごく良かったけど、誰に感情移入すればいいのか、何を感じればいいのか、わからなかった。でも、これってきっと、自分がろくな青春を送ってきてないからなんだろうな。「あのころ」っていうような記憶のインデックスがあれば、たぶんなにがしかの気持ちを感じることになるんだと思う。
全体を通してはそんな感じだったけど、「絵を見にくる」っていうところは気持ちがわかった。絵*1は見るものじゃなくて、ともにいるものだから、ただ近くで見て時間と空間を共有できればいい、そんな気持ちはよくわかった。絵だったり偉大な芸術品だったりは、作者やそれを愛したひとの気持ちを時間を越えて伝えてくれるものだから、だからこの映画で取り上げられたんだろうか。
テアトルタイムズスクエアでも上映するらしいから、そっちにも観に行こうかと思ってたけど、これだったら行かないかも。
そんなことより、墨攻って映画になってたのか!これは楽しみだ!
あと、上映が終わってビルの外に出たところに筒井康隆いた!「先生」って呼ばれてた!

*1:に限ったことじゃないけど